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札幌徳洲会病院整形外科外傷センターに留学して

平成13年入局 安田知弘 2012年8月~2013年7月

2016-03-02
我が国の外傷診療において以前は適切な処置を施せば助けられるであろう、避け得た外傷し死(Preventable Trauma Death)30%を超えていました。その避け得た外傷し死(Preventable Trauma Death)の撲滅のために外傷初期診療ガイドラインが誕生しました。当院でも救命センターを中心として外傷教育や外傷診療体制は病院外から医師と医療従事者にまで変化をもたらしています。カルテの書き方やプレゼンテーションの方式、検査手順まで10年前には聞いたことのない言葉が飛び交い共通言語となりつつあります。
しかしその先の行方はどうでしょうか? 命は助かったが、避け得た外傷後遺障害(Preventable Trauma Disability)を減じる治療ができているでしょうか? 教育システムは適切でしょうか?外傷患者は、変性疾患と異なり生産年齢の患者が多く含まれる。社会的に重要な役割を果たす患者の避け得た外傷後遺障害(Preventable Trauma Disability)を減じる近年、外傷センターがいくつか設立されています。
その疑問を解決すること、再建技術、姿勢を学ぶために機能再建型の外傷センターであり(整形外科医、形成外科医が科にとらわれず四肢の再建に携わるべきである)との Orthoplastic Surgeryの概念をもち実践している札幌徳洲会病院整形外科外傷センターへ国内留学することにしました。
外傷センターでは、骨折治療においてAO法に習い骨折の固定理論を考え、実践、評価すること、重度四肢外傷はマイクロサージャリーを駆使し治療を行うことを基本理念とし教育システムと臨床の場が構築されておりました。

教育システムは、朝のカンファレンス

2016-03-03


朝7時から全症例の術前術後におけるカンファレンスを行います。 術前計画を綿密に立てることが必須であり、不十分であると一言も意見がもらえません。


そして手術を実践した後の術中、術後の評価をプレゼンテーションします。深く理解し手術に挑まなければ術後のプレゼンテーションで簡単に見透かされてしまいます。カンファレンスにはOT、PT、ナースも参加し共通認識をもち術後の治療にも一切の余念がなく術後まで一貫した治療を行える環境でした


マイクロトレーニング

マイクロサージャリートーレーニング用の顕微鏡と糸9−0から11−0まで常備され自由に練習がでる環境が整っておりました。ただし、外傷センターに留学する場合単純な縫合はできないと実践はこなせないと思います。


ウェブセミナーと抄読会


外傷センターが主催するウェブセミナーでは全国の外傷エキスパートの講演を聞くことができます。 抄読会では外傷に関する論文を持ち回りで行っております。


学会発表、臨床研究

外傷分野での臨床研究と発表をスタッフ全員が行っています。特に私が診療研究を中心に前向き研究を行った際は大学では感じたことのないくらいの協力と理解が得られ研究に対する理解を感じました。


実際の臨床

2016-03-01


朝カンファレンス後に外傷センターのスタッフとおにぎりを食べ雑談をしますが結局外傷の話が中心となります。その後に手術、外来もしくは回診へ向かいます。手術の担当は基本的に救急外来で診察した症例を入院、手術、術後外来まで責任もって担当します。手術がおわったらカンファレンス用にスライドを作成します。残った時間は、マイクロの練習やウェブセミナーで1日が終了します。


札幌徳洲会病院整形外科外傷センター


外傷の臨床、教育、研究の場が確立されていました


熱い情熱を持ったスタッフが揃っています


そして、重要なのは診療にあたる姿勢であることを学ばされます


 


土田先生に頂いた「どこで実践するのかが重要である」を胸に大学へ戻り小原 周先生が構築した臨床、教育、研究の場と融合させます