外傷班|横浜・藤が丘で整形外科なら昭和大学藤が丘病院整形外科にお越しください

外傷班

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研究班班長 挨拶

私たちは偽関節、骨髄炎、難治性骨折に対しilizarov創外固定を用いて治療を行ってまいりました。 加えてマイクロサージャリーの技術を取り入れ診療を行っております。
横浜市北部地域における整形外科外傷診療の役割を果たす事、大学病院としての骨折治療、整形外科外傷の教育と研究を行う事を使命としてまいります。

安田 知弘
安田 知弘

診療班の概要・運営方針

我が国の外傷診療において以前は適切な処置を施せば助けられるであろう、避け得た外傷死(Preventable Trauma Death)30%を超えていました。その避け得た外傷死(Preventable Trauma Death)の撲滅のために外傷初期診療ガイドラインが誕生しました。当院でも救命センターを中心として外傷教育や外傷診療体制は病院外から医師と医療従事者にまで変化をもたらしています。カルテの書き方やプレゼンテーションの方式、検査手順まで10年前には聞いたことのない言葉が飛び交い共通言語となりつつあります。

そのような外傷初期診療にいち早く対応すること。そして、その先の命は助かったが、問題となる避け得た外傷後遺障害(Preventable Trauma Disability)を減じる治療を行うべく私たちの外傷班が確立されております。
昭和大学藤が丘病院の救急診療体制は救急救命センターに加えERの形式です。整形外科外傷班の専任医師は計3名、救急救命センターに1名で重症外傷を受け入れ、緊急手術などの救命措置に関わるDCOのみではなく、 骨盤骨折、複数回行われる整形外科的手術にも対応しております。

診察概要(診療方針・特徴的な疾患や治療等)

班の特徴的な治療

  • イリザロフ(環状創外固定)

    治療に難渋する重度四肢外傷、外傷後後遺障害(変形・短縮・骨髄炎・拘縮・感染性偽関節)に対しイリザロフ法を用いた再建や変形矯正、脚延長、骨髄炎手術を行っており紹介患者を受け入れ診療を行っております。

  • マイクロサージャリー

    Orthoplastic Surgeryの概念をもち四肢の再建に取り組みます。マイクロサージャリーを駆使し手の外科外傷(神経や血管損傷から腱断裂、再接着)、軟部組織再建を目指します。

  • 多発外傷治療(三次救急)

    救命センターにおける救命措置に関わるダメージコントロールオルソペディックス(DCO)のみではなく、即時髄内定、骨盤骨折、複数回行われる整形外科的手術にも対応しております。

  • 関節内骨折

    骨折治療は、治療難易度が千差万別です。関節内骨折は、整復位が術後の成績に大きく影響いたします。外傷班では難易度の高い関節内骨折に対して軟部組織に配慮しながらも徹底した整復へのこだわりをもち治療を行います。患者さんにも当院で治療して良かったと思われる様な治療を行います。

班の特徴的な教育

  • 骨折と研修医、後期研修医教育

    外傷班では、骨折治療においてAO法に習い骨折の固定理論を考え、実践、評価すること、重度四肢外傷はマイクロサージャリーとイリザロフ創外固定を駆使し治療を行うことを基本理念とし教育システムと臨床の場が構築しています。

  • カンファレンス

    全症例の術前術後におけるカンファレンスを行います。 術前計画を綿密に立てることが必須です。術前の評価、皮切から整復方法、固定理論とインプラント選択を計画します。そして手術を実践した後の術中、術後の評価をプレゼンテーションします。
    術前計画から術後まで一貫して計画、評価することやプレゼンテーションする力をつけます。

  • マイクロトレーニングとハンズオン

    マイクロトレーニングとハンズオン
    マイクロサージャリートーレーニング用の顕微鏡を2台と糸9-0から11-0まで常備し1.5mm、2mm、2.5mmのシリコンチューブを用意し自由に練習がでる環境を整えております。慣れてきたら,鳥の手羽先にて約1mmの血管を剥離し縫合する練習が可能です。指導用に、モニター接続し縫合を確認と指導ができます。

  • セミナーや講習会参加

    外傷班に所属している期間を利用して積極的に外傷に関するセミナーや講習会に参加できます。
    AO trauma seminar/course
    JATECコース(日本外傷診療研究機構)
    JABO研修会
    JSETS
    JOTSセミナーなど

研究概要  臨床研究や研究成果など

外傷に関連した研究テーマで、臨床研究、多施設共同研究を積極的に行っています。
基礎研究は当班での3次元画像解析をはじめ解剖学講座肉眼解剖学部門との骨構造解析、 生理学講座生体調節機能学部門との位置感覚研究を御協力頂き研究をおこなっております。
国際学会ではORS、 EFORT、 ILLRS、 OTA国内では日本整形外科学会、骨折治療学会、骨折治療学会を中心に研究発表を行い論文作成しております。

研究・実績

臨床研究

  • イリザロフ法による四肢再建
    イリザロフ法による四肢再建
  • 大腿骨転子部骨折
    大腿骨転子部骨折
  • 脛骨骨幹部骨折
    大腿骨転子部骨折

他施設共同研究

  • X線非使用のターゲティングシステムを用いた脛骨髄内釘の遠位横止め法
    イリザロフ法による四肢再建

基礎研究

  • 生体骨構造解析
    イリザロフ法による四肢再建
  • 位置感覚研究
    位置感覚研究

メンバー紹介

講師

安田 知弘

安田 知弘
  • 日本整形外科学会専門医
  • 骨折治療学会評議員
  • AO Trauma評議員(上級会員)
  • Editorial Board Member, Journal of Orthopaedic Science (JOS)
  • The Orthopaedic Research Society (ORS)2017 abstract reviewer
助教

新井 昌幸

  • 日本整形外科学会専門医
助教

中村 弘毅

  • 日本整形外科学会専門医

手術件数

           
2013 2014 2015 2016 2017 2018
大腿骨近位部骨折 37 63 41 38 20 30
骨髄炎・偽関節手術・変形矯正術 33 16 26 29 29 32
上肢骨折 100 97 89 115 135 145
下肢骨折 105 156 79 86 105 93
骨盤・寛骨臼骨折 4 4 5 7 9 9
抜釘 57 58 43 30 14 41
皮弁 20
神経/血管/腱
マイクロサージャリー
68 57 31
小児骨折 16 15 15
その他(植皮・腫瘍・瘢痕形成など)45 18 47 10 36
合計 381 412 330 389 394 452