専門研修プログラム

目の前の患者さんを治せる医師になるために、身近な距離で担当指導医が
専門医取得までしっかりサポート

専攻医制度について

初期臨床研修を修了する医師が対象となる専門医制度です。
学会を主体とした専門医ではなく、日本専門医機構が専門医の研修、認定を行います。
初期臨床研修修了後の4年間が対象期間となります。最低2カ所以上の病院（必ず大学病院を含む）で研修をすることになります。脊椎や外傷など11分野48単位の取得が必須となります。
昭和大学では、整形外科として横浜コース・東京コースの研修があり、昭和大学藤が丘病院・昭和大学病院（品川区）の両方をラウンドします。

横浜コースのローテーション例

専門研修連携施設について

研修連携施設の多くは「神奈川」

①昭和大学横浜市北部病院

②昭和大学江東豊洲病院

③たちばな台病院

④麻生総合病院

⑤佐々総合病院

⑥横浜旭中央総合病院

⑦横浜新都市脳神経外科病院

⑧大船中央病院

⑨相模野病院

⑩東戸塚記念病院

⑪戸塚協立第1病院

⑫戸塚協立リハビリテーション病院

⑬横浜南共済病院

⑭ひたち医療センター（茨城）

⑮新座志木中央総合病院（埼玉）

⑯山梨赤十字病院（山梨）

⑰亀川病院（広島）

⑱いまきいれ総合病院（鹿児島）

⑲静岡医療センター（静岡）

⑳御代田中央記念病院（長野）

必要単位（1カ月で1単位）

• 脊椎

  6

  外傷

  6

  上肢・手

  6

• 下肢

  6

  リウマチ

  3

  スポーツ

  3

• リハビリ

  3

  地域

  6

  小児

  2

• 腫瘍

  2

  流動

  5

取得可能な専門医・認定医

手術件数について

藤が丘病院

1400 件/年

• 

  股関節手術

  約200件/年

• 

  膝関節手術

  約350件/年

• 

  脊椎手術

  約250件/年

• 

  外傷手術

  約400件/年

• 

  肩・肘関節を含めた上肢手術

  約290件/年

肩関節、膝関節においては変性疾患のみならずスポーツ選手も多く診療しプロスポーツ選手からアマチュア選手まで幅広く診療しており定評を得ています。脊椎外科においても若年の特発性側弯症から難易度の高い高度な成人脊柱変形等の手術も数多く行っています。藤が丘病院の救命センター、ERには多くの外傷患者が搬送され救急医学科と連携しつつ高度な外傷手術にも取り組んでおり、股関節では難病に指定されている大腿骨頭壊死症の治療などにも対応しています。

指導体制

抄読会

医局員が持ち回りで英文論文とスライドを使用し抄読会を行っております。The Journal of Bone and Joint Surgeryをはじめとした最新の論文を対象にしており最新の知見を吸収出来るようにプロブラムを組んでいます。

過去の抄読会

新人医局員対象クルズス

研修医終了後、整形外科としての１年生医師がより早く、整形外科医としての基礎、特に実際の外来診察で要点やコツを習得出来るよう専門診の医師がそれぞれの専門分野を担当しクルズスを行っています。これをきっかけに各分野の診察法に自信をもてます。

足 外傷 関節リウマチ 肩関節 ギプス巻き 股関節 手・肘関節 膝関節 小児整形 脊椎・頚椎・腰椎腫瘍

学術活動

研修期間中に日本整形外科学会認定の教育研修会を受講し、所定の手続により30単位を修得します。
加えて、学術活動として下記2項目を定めています。チューターの上級医が指導担当します。
臨床研究に対する考え方やリサーチマインドを育てます。

①学会での研究発表（1回〜）
②論文執筆（国内外研修期間中1編以上）

主な出身大学

昭和大学、北海道大学、旭川医科大学、岩手医科大学、秋田大学、福島県立医科大学、新潟大学、金沢医科大学、埼玉医科大学、獨協医科大学、東京女子医科大学、帝京大学、東京医科大学、日本大学、日本医科大学、杏林大学、東邦大学、東海大学、聖マリアンナ医科大学、慶應義塾大学、北里大学、東京慈恵医科大学、順天堂大学、山梨大学、浜松医科大学、和歌山県立医科大学、近畿大学、島根医科大学、川崎医科大学、藤田保健衛生大学、香川大学、愛媛大学、久留米大学、佐賀大学、長崎大学、宮崎医科大学、大分大学、琉球大学

先輩医師メッセージ

研修生活の例

S先生の場合

M先生の場合

サブスペシャリティ領域

研修プログラム終了後の進路として、サブスペシャリティ領域の研修に進むことができます。
進みたい領域の専門診療班に所属し、昭和大学藤が丘整形外科ならびに関連病院において専門領域の研修を行います。国内留学、海外留学を選択することもできます。

診療班について

脊椎班

対象疾患

• 腰椎椎間板ヘルニア
• 腰部脊柱管狭窄症
• 内視鏡の低侵襲手術
• 脊椎腫瘍
• 成人脊柱変形
• 思春期側弯症の矯正手術

詳しくはこちら

上肢班

対象疾患

• スポーツ外傷・障害
• 腱板断裂
• 変形性肩関節症
• 肘部管症候群など

・横浜少年野球肘検診担当（2013年～）
・千葉ロッテマリーンズのメディカルチェック担当（～2018年）
・日本体育大学と連携（2018年～）
・小学生からプロ野球選手まで様々な競技レベルの選手が来院
・昭和大学スポーツ運動科学研究所とも深く関わっておりスポーツ整形関連では臨床のみならず研究も大いにできる環境あり

詳しくはこちら

膝関節班

対象疾患

• 変形性膝関節症：人工膝関節置換術　膝周囲骨切り術
• スポーツ障害
• 前十字靭帯損傷：靱帯再建
• 半月板損傷：鏡視下手術

・年間約350件の手術数
・スポーツドクターとして帯同
・指導医のもと人工膝関節の執刀ができる！
・理学療法士との勉強会や関節鏡のトレーニング
・スポーツ整形から高齢者の変性疾患まで治療
・学会発表・論文執筆

詳しくはこちら

小児.足班

対象疾患

• 寛骨臼形成不全
• 脚長不等
• 先天性内反足
• 筋性斜頸

小児の詳細はこちら 足外科の詳細はこちら

股関節班

対象疾患

• 変形性股関節症：各々の症例に対し最善の治療
• 人工股関節置換術　セメント/セメントレス
  前方/後方アプローチ
• 臼蓋形成術　臼蓋回転骨きり術
• 年者に対し骨温存を目的とした骨きり術
• 大腿骨頭壊死症：回転骨きり術

・人工股関節置換術　（約200例　関東22位　2019年）
・人工股関節再置換術　（年間20例弱）
・セメント使用し骨脆弱性・骨欠損に対応
・キャダバーで手術練習

詳しくはこちら

外傷班・手の外科

対象疾患

• 小児骨折 、切断指、指尖部損傷、神経断裂、腱断裂
• CM関節症、変形性手関節症
• 偽関節、骨髄炎、難治性骨折、創部感染、皮膚欠損
• 多発外傷(骨盤骨折等)
• 重度四肢外傷(開放骨折・軟部組織損傷・神経血管損傷)
• 日帰り:橈骨遠位端骨折、手指骨折、手根管症候群、ばね指

・ilizarovとマイクロ,皮弁を同一術者が可能
・指動脈から四肢血管まで
・植皮から遊離皮弁まで
・末節骨から骨盤骨折まで

詳しくはこちら

海外、国内留学

留学は、医長の推薦を得て昭和大学有給職員として留学可能です。
有給職員として留学出来る大学は非常に稀で留学中も安心して過ごせるのが特徴です。
これまでの数多くの医局員が留学をし、学んだことを医局に還元しています。
また、学びたい場所が国内であれば国内留学も可能です。

国内留学

• 神奈川県

・神奈川県立こども医療センター

• 熊本県

・熊本機能病院

• 愛知県

・あいち小児保健医療総合センター

• 北海道

・札幌徳洲会病院外傷センター
・えにわ病院

• 奈良県

・奈良県立医大医科大学

国外留学

• U.S.A

University of Virginia
Indiana University
Johns Hopkins Hospital
University of Kansas Medical Center
University of Southern California
University of Florida
Rush University Medical Center

大学院

解剖学教室、生理学教室、病理学教室など各分野の研究を探求することができます。

大学院卒業者は、『医学博士　甲（課程博士号）』が取得できます。