更新情報
INFORMATION
概要
2024年9月6日(金曜日) 20:00-21:00
【タイトル】
シンプル思考で診る投球障害肩の診断と治療
【セミナー内容】
投球障害肩の診断と治療は実に困難と言われており,多くの整形外科医・セラピストが苦手意識を持っています.しかし,肩の解剖学・運動学を正しく理解することができれば,至ってシンプルに病態を理解することができ,診断や治療法に迷いはなくなります.
例えば,皆さんご承知の通り,投球障害肩は投球動作中に上腕骨頭が関節窩に対し前後方向にずれることが原因で発症します.このずれは肩が水平外転位となる「hyper-angulation」から生じ「horizontal slip」と呼んでいます.このずれにより安定化機構である関節唇や腱板が損傷し,前方の不安定性と後方のタイトネスを招くのです.そのため,治療のゴールとしては,後期コッキング期からボールリリースまでゼロポジション近似肢位を保つための能力を獲得することが求められます.
本セミナーでは当院で最重要視しているZero外旋/Zeroリリースの評価方法,解釈,リハビリテーションを実際の症例を交えて解説いたします.具体的な内容は以下の通りです.
① Zero外旋/Zeroリリーステストを用いた肘下がりや身体の開きが早い等の不良な投球フォームのチェック方法.
② 肩の安定性が向上および再発防止に役立つZero外旋/Zeroリリース筋力の獲得方法.
③ 解剖学的損傷が症状を出してしまう場合,解剖学的損傷の程度が強すぎて(痛すぎて) Zero外旋/Zeroリリース筋力が獲得できない場合の鏡視下手術の実際.
④ リハビリにより実際に投球フォームが変わる症例の提示
また,セミナーの最後には,『教えて西中先生コーナー(質問コーナー)』があります!肩の診療に関する視聴者からのギモンに西中先生がお答えします.質問は事前に申し込みの際に受け付けますので、ぜひお気軽に質問をお寄せください.
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<書籍紹介>
肩関節疾患は画像診断ではわからない!?
本書を読めば,診療,診断がシンプルにできるようになること間違いなし!
「シンプル思考で診る肩」
https://www.bunkodo.co.jp/book/V2APHOHIO2.html
著:西中直也(昭和大学大学院教授)
B5判・184頁・4色刷
ISBN 978-4-8306-2777-4
定価 5,720 円 (本体 5,200円 + 税10%)
昭和大学藤が丘病院整形外科
〒227-8501 神奈川県横浜市青葉区藤が丘1-30
TEL:045-971-1151(代表)
昭和大学藤が丘リハビリテーション病院
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