Rush University Medical Center Spine Biomechanics Labに留学して

Rush University Medical Center Spine Biomechanics Labに留学して

石原陽平 2010September~2011September

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Rush大学は1837年創立の歴史のある私立の医学部単科大学です。

整形外科部門は全米でトップクラスで専門グループも脊椎、スポーツ、外傷、股関節、膝、足、小児、上肢、手、腫瘍など多岐に分かれています。中でも脊椎グループはProf. Howard Anを筆頭に非常に有名で患者もアメリカ中から訪れています。

私が留学していたLabは井上望教授を筆頭にアメリカはもとよりスロバキア、ボリビアからの研究者からなりたっておりその中で、腰椎のfacet joint, pedicleなどの3次元解析をおこなっていました。

また、工学系のスタッフと協力してcadaverを用いた頚椎のexpansion cage, 後方instrumentationなどの力学実験を行っておりました。

また臨床のカンファレンス、手術、外来も自由に出入りすることができ、日本とまるで違う臨床の雰囲気を味わうことができとても刺激を受けました。

日本人留学生は私だけではじめは英語にもとまどい、苦労はありましたが、ともに苦労をし、時には飲みにいって馬鹿騒ぎをすることで本当に親友といえるたくさんの仲間も得ることができました。

これが実は留学の一番の成果だったかもしれません。

私は妻と2歳の息子で渡米しはじめは不安でいっぱいでしたがすぐに友達もでき、アメリカならではのホームパーティーにもたくさん参加しました。

私の住んでいたシカゴは街は高層ビルが多いのですがどれもとても芸術的でとても美しい町です。

また空の色がとても青く、ビルと青空のコントラストは本当にきれいです。アメフト、野球などプロスポーツチームもたくさんあり年中何かのゲームで盛り上がっています。

またair plane show, food festivalなど年間を通じてイベントも多く休日のたびに家族で遊びに出かけていました。

シカゴは比較的日本人の駐在員も多く生活するには本当に申し分ない所でした。

最後に

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留学したことでいままで気がつかなかった脊椎の詳細な機能、解剖に注目することができ、また、日本とアメリカの手術や脊椎に対する考えの違いを知ることができとても有意義な留学生活を送ることできました。
研究以外でもたくさんの友人ができ、また、アメリカの文化にも接することができ本当に充実したな毎日でした。

この一年間は私の今までの人生の中でももっとも刺激的な時間だったと思います。藤が丘病院整形外科は海外留学に対しとても積極的で、医局をあげて留学を応援してくれています。
もし整形外科志望の学生さん、研修医の先生で将来海外留学を考えているのであれば、是非藤が丘整形外科に入局してください。

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