奈良県立医科大学留学記(第1報) 村上悠人|横浜・藤が丘で整形外科なら昭和大学藤が丘病院整形外科にお越しください

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奈良県立医科大学留学記(第1報) 村上悠人

平成20年入局の村上悠人です。私は2018年4月から奈良県立医大の足の診療班に国内留学させて頂いており、早3か月が経ちました。

奈良県立医大医科大学附属病院は奈良市の南、奈良県の第2の都市 橿原市にある県内唯一の特定機能病院です。
奈良医大整形外科は1954年10月に故恩地裕教授によって開講され、足の診療班は先代の高倉義典教授が始められ、現在の田中康仁教授も足が専門です。足の分野においては国内では臨床、基礎共にトップクラスで海外からのfellowも年間通じて常に在籍しており、現在も3人の中国人fellowが在籍しています。最初は国立大学なので堅苦しい雰囲気なのかと思いましが、医局員の先生方は藤が丘病院の様に非常にフレンドリーです。

仕事は毎日8時から始まり、足の手術日は月曜日、木曜日の週2日、火曜日がカンファレンスです。足の手術は1日平均3例で、年間400例ほどです。手術日は伝達麻酔を朝8時に2例、昼頃に1例かけます。驚くべき事に足の手術は、小児や腸骨や膝関節からの骨移植を要する手術以外は全て坐骨神経と伏在神経の伝達麻酔のみで行われます。膝関節からの骨軟骨柱採取の症例も自科腰椎麻酔で行うので、麻酔科の先生のお世話になる事はほとんどありません。この3か月間で伝達麻酔の効果発現時間が遅く術中に少量の局所麻酔を追加した1例以外は、術中に他の麻酔を追加した症例はありませんでした。
ただし、手術は下腿タニケットで行うので術中の筋腱のバランスを考慮し手術を行うには習熟が必要だと感じさせられます。症例は変性からスポーツまで多岐に渡り、他県からの紹介症例も多く、他院での手術後に難渋した症例も紹介されてきます。また金曜日隔週で、高倉義典名誉教授が勤務している西奈良中央病院にも手術見学にいかせて頂き、大変勉強になります。

今まで見た事にない手術が多数あり、足の外科医を志す自分には刺激的な毎日です。留学を許可して頂いた神﨑教授はじめ医局員の先生方に感謝申しあげます。残り9か月ですが、1つでも多くの事を吸収出来る様に励んでいきたいと思います。